2017/02/20

ウルシノウツワ



 "4season"をキーワードに私たちが気になる旬のアイテムを紹介する『Cabinet』
初めての春、cabinetを彩るのはカラフルな漆の器たち。





「漆器」のイメージってどうでしょう?
高価、手入れが大変そう、扱いにくそう、出番が少ない・・・
何を隠そう私はそんな印象をもっていました。

しかし同時にひさやかな憧れも合わせもっていました。
いつかは本物を、に近いそれはやはり高嶺の花を積むに似た感情に変わりはありません。
敷居が高い食器。

そんな漆器の概念をガラリと変えるうつわに出会いました。







福井県は鯖江市、1500年以上の歴史がある『越前漆器』のおひざもと。
江戸時代から実に200年余年、漆塗りを継承してこられた漆琳堂さんの器たち。
魅せられたのはそのモダンな色使い、次いで滑らかな質感、そしてかろやかさ。

写真では伝えきれない、手にとった時のちいさな感動をお伝えしたくて、はじめてのcabinetでご紹介する品に決めました。

このご時世、インターネットの果てしなき海を泳げば手に入らぬものは無いけれど、目にして触れて、舌ではなくとも味わって、そんな作り手と買い手をつなぐ一日のなれたら嬉しいのです。








Cabinet first spring
2017.3.12.sun
11:00-16:00